高度なセキュリティ · 個人データの検出とセキュリティイベント
管理者向けの 2 つの道具が 1 つの画面にあります。オブジェクトのどの項目が個人データを保持しているかを見つけるスキャンと、監査証跡をセキュリティの観点で読み解き、ログイン、エクスポート、ロールの変更、セキュリティ設定、削除に分類して表示するパネルです。
どのセキュリティ監査でも必ず出てくる問いが 2 つあります。会社が保持している個人データはどこにあるのか、そしてこの期間に何が起きたのか、です。この画面はその両方に答えます。「設定」を開き、「高度なセキュリティ」をクリックしてください。
個人データの検出
- 「PII の検出」タブで、「オブジェクトを選択」から対象を選びます。
- 必要であれば、「自由記述を AI で解析する」にチェックを入れます。
- 「PII をスキャン」をクリックし、完了を待ちます。
- 項目ごとの結果を読みます。項目、データの種類、判定方法、該当件数、確度、推奨が並びます。
スキャンはレコードのサンプルを読み取り、既定で 100 件、最大 500 件を対象に、項目ごとに分類します。1 段目は高速で費用のかからないパターン照合で、メールアドレス、電話番号、クレジットカード、マイナンバー、法人番号、SSN を認識し、形式が許す場合はチェックディジットも検証します。AI のオプションを有効にすると、パターンでは判断がつかなかった自由記述の項目を 2 段目が分類します。この AI の利用は計測され、組織のクレジット上限の対象になります。
読み取りはお客様のアクセス権に従います。ご自身のロールで見られない項目は解析の対象に入らず、マスキング設定された項目はマスクされた状態でスキャンに渡されます。スキャンは参照のみで、データを変更することは決してありません。「機微として指定」「マスキング」「要確認」といった推奨はあくまで提案であり、自動で適用される操作はありません。
セキュリティイベント
- 「セキュリティイベント」タブを開きます。
- 「開始」と「終了」の欄で期間を指定します。指定しない場合、既定の対象は直近 30 日です。
- 「カテゴリ」を選ぶか、「すべて」のままにします。
- 日時、ユーザー、カテゴリ、操作が並ぶ一覧を読みます。上部にはカテゴリ別の要約が出ます。
- ログイン: システムへのログインと、ネットワークアドレスによって遮断されたアクセスです。
- エクスポート: データと設定のエクスポートです。
- ロールとアクセス: ロール、権限、メンバーの変更です。
- セキュリティ設定: セキュリティ、ガバナンス、AI のポリシーの変更、および設定のインポートです。
- 削除: 削除、除去、ゴミ箱の空にする操作、匿名化です。
- 機微情報: レコードの統合、復元、ひもづけの解決です。
これらのイベントは、並行して存在する第 2 の記録ではありません。挿入のみを受け付け、変更も削除もできないシステムの監査証跡そのものから来ており、ここではセキュリティの分類と専用のフィルターを付けて表示しているだけです。日々のレコードの作成や編集のように、セキュリティイベントではない通常の操作は、意図的にこの一覧から除かれています。
操作できる人
どちらのタブにも、設定を管理する権限が必要です。この権限がない場合、この操作を実行できるのは管理者だけであると画面に表示されます。組織ごとの分離は、他のすべてと同様にここでも有効です。スキャンもイベントも、他の組織のデータには及びません。
この画面がしないこと
- 自社が管理する鍵で項目を暗号化することはしません。この機能は計画中でまだ利用できないと、画面自身が案内します。
- スキャンの推奨を適用することはしません。項目を非表示にしたりマスキングしたりする操作は、これまでどおり「設定 · ロールと権限」で行います。
- 見つかった個人データを削除したり修正したりすることはしません。削除請求に対応するには、データ主体のレコードで「匿名化」を使ってください。