生産者、農場、圃場 · 業種別機能を支える現実の土台
資材を売る前に、生産者が誰で、どこに、どれだけ作付けするのかを知る必要があります。このページでは、生産者、経済グループ、ポートフォリオ、農場、圃場の登録方法と、作季ごとに各圃場の作付計画を記録する方法を説明します。予想数量と消費ポテンシャルは、この作付計画から導かれます。
生産者が単なる取引先担当者ではない理由
アグリビジネスで買うのは個人または法人ですが、購買を決めるのは土地です。売上が同じ2人の生産者でも、面積、作物、単収によってポテンシャルは大きく異なります。そのためこの業種別機能では、生産者を商談上の取引先担当者と切り離しています。生産者は農場、圃場、作季の計画を持ち、関係を二重に持たないよう、すでに登録済みの取引先担当者や会社にひもづけることもできます。
生産者を登録する
- アグリのメニューを開き、「生産者」タブに移動します。
- 生産者名を入力し、個人か法人かを選び、使っている場合は証明書番号を入力します。
- 生産者が経済グループに属している場合は、そのグループを選びます。グループは、同じ一族や持株会社に属する複数の法人をまとめます。
- 商談の履歴を同じ場所にまとめたい場合は、生産者を CRM の会社または取引先担当者にひもづけます。
- 顧客基盤をそう分類しているなら、セグメントを入力します。
- 保存します。状態は有効として作られ、あとから見込みや非アクティブに変更できます。
生産者の一覧は、ポートフォリオ、経済グループ、状態、セグメントで絞り込めます。この業種別機能のほとんどのタブは、まず生産者を求めます。ポテンシャル、訪問、処方、見積、与信、バーター、穀物、コンプライアンス、ロット、技術ケースがそうです。
経済グループとポートフォリオ
経済グループは、この顧客が3つの異なる名義で現れるとき、実際にはいくら買っているのかという問いに答えます。ポートフォリオはもう1つの問いに答えます。誰が誰を担当するのかです。ポートフォリオを作り、担当コンサルタントを指定し、生産者を割り当てます。「ポートフォリオ」タブはこれを使って、作季の目標とポートフォリオが実際に達成した数値を比べます。
農場と圃場
- 「圃場」タブで生産者を選び、農場名、市区町村、地域、そして使っている場合は農地登録コードを指定して農場を作成します。
- その農場の中に、名称、作物、申告面積(ヘクタール)を指定して圃場を1つずつ作成します。
- 圃場の輪郭を持っている場合は、形状を入力します。「地図」タブが圃場を描き、自分の担当範囲の広がりを計算するようになります。
- 圃場はあとから編集できます。名称、作物、申告面積は変更可能です。
作季ごとの圃場の計画
これこそが、他のすべてを機能させる記録です。圃場と作季の組み合わせごとに、作物、作付面積(ヘクタール)、ヘクタールあたりの予想単収を、対応する単位とともに入力します。システムは面積に単収を掛けて予想数量を計算します。面積か単収が欠けている場合、システムは勝手に作りません。数量は空欄のままになります。
- 圃場と作季を選びます。
- 作物、作付面積、ヘクタールあたりの予想単収を入力します。
- 単収の単位を選びます(ヘクタールあたりの袋数、ヘクタールあたりのトン数など、使っているものを選びます)。
- 保存します。同じ圃場と作季の組み合わせで保存し直すと、2つ目が作られるのではなく、計画が更新されます。
- 作期が進むにつれて、状態を計画から作付済へ、そして収穫済へと変えていきます。
このデータが使われる場所
- ポテンシャル: エンジンが作付面積に、その作物の技術パッケージの用量を掛けて、その生産者が作季中に消費する資材量を見積もります。
- 見積: ヘクタール単位の見積では、面積を使ってヘクタールあたりの用量を総量に変換します。
- 地図: 形状を持つ圃場が描画され、作季ごとのヒート表示が作付面積の分布を示します。
- トレーサビリティ: ロットは由来する圃場を指し示すことができ、そのつながりが連鎖の最初のイベントになります。
- ダッシュボード: 作季の計画面積は、各圃場の計画にある作付面積の合計です。
権限と注意点
- アグリモジュールへのアクセスと書き込み権限があるユーザーは、誰でも生産者、農場、圃場を登録できます。
- 圃場を削除すると、その作季の計画も一緒に消えます。単に使うのをやめたいだけであれば、削除ではなく状態を変えてください。
- 生産者の削除は重い操作です。生産者は訪問、見積、契約、ロットの持ち主だからです。非アクティブにするほうを選んでください。
- 各組織は自分の生産者と圃場だけを見ることができます。