高度な管理機能 · インシデント対応、AI の上限、API キーごとの制限
緊急時と消費の抑制のための管理者向けの操作をまとめています。組織全体にパスワード変更を要求する、自分のセッションをすべて終了する、人またはロールごとに月次の AI クレジットを設定する、API キーごとにリクエスト数を制限する、といった内容です。
ほとんど使わないけれど、必要になった日には場所を正確に知っていなければならないボタンが、いくつかあります。この記事はそれらを集め、それぞれが何をするのかを正確に説明します。存在しない保護をあてにしてしまわないためです。
インシデント対応
「設定 · セキュリティ」のページ末尾に、2 つの操作があります。
- 次回ログイン時に全員へパスワード変更を要求: 組織の全員に、次回ログイン時のパスワード変更を課します。何人のユーザーが対象になったかが画面に表示されます。認証情報の漏えいが疑われるときや、広い権限を持っていた人が退職したときに取るべき操作です。
- すべてのセッションを終了: ご自身のアカウントのセッションを、すべての端末とブラウザで終了します。その場でログアウトされ、入り直しが必要になります。このボタンで同僚のセッションが切れることはありません。
特定の人をただちに遮断するには、「設定 · ユーザー」でそのユーザーを停止するのが正しい手順です。停止した時点から、セッションが開いたままでもシステムの利用が拒否されます。
人ごとの AI 利用額の上限
- 「設定」を開き、「AI の利用状況」をクリックします。
- 「月次クレジットの上限」のブロックで、対象範囲を「ユーザー」または「ロール」から選びます。
- 対象の人またはロールを選び、「月次クレジット(米ドル)」を入力します。
- 保存します。上限は当月から有効になります。
クレジットに達すると、その人の AI 呼び出しは上限到達のメッセージとともに拒否されます。月が変わるか、誰かが金額を引き上げるまで続きます。この上限はシステムの AI キーでの利用に適用されます。組織が独自の事業者のキーを使っている場合、その消費はここには計上されません。
正直に書いておくべき点があります。上限の確認は、読み取りの失敗によって AI が止まってしまうことがないように作られています。消費量の照会が何らかの理由で失敗した場合、その呼び出しは遮断ではなく許可されます。この上限は通常の利用における信頼できる予算のブレーキであって、絶対の壁ではありません。
API キーごとの制限
「設定 · API」では、キーごとに 1 分あたりのリクエスト数の上限を設定できます。負荷の高い連携には余裕のある値を、第三者に渡すキーには控えめな上限を割り当てます。値ゼロは無制限です。超過すると、リクエスト過多の応答が返り、どれだけ待つべきかが示されます。
監査に記録する対象を選ぶ
「設定 · 監査」の上部にある「ログの設定」のブロックで、カテゴリ全体を有効・無効にできます。アクセスと権限、レコード、データ、設定、自動化、その他の操作です。「セキュリティ」のカテゴリは常に記録され、無効にできません。カテゴリを無効にすると使用するストレージが減り、効果はそれ以降の記録にのみ及びます。
チームの定着状況
同じ監査の画面にある「チームの定着状況」のカードには、直近 30 日間に各人が実行した監査対象の操作の件数と、最後に操作した日時が表示されます。誰が実際に CRM を使っているかを把握するためのものです。監査証跡のイベントを数える仕組みなので、ログのカテゴリを無効にするとこの数字は小さくなります。
操作できる人
- 一括でのパスワード変更の要求、AI クレジットの上限の設定、API キーの上限の調整、ログのカテゴリの設定: 設定を管理する権限を持つ人だけです。
- すべてのセッションの終了: 誰でも実行でき、効果は常に自分のアカウントに及びます。
- 人ごとの AI 利用額の確認: 「AI の利用状況」の画面を開ける組織のメンバーであれば誰でも参照でき、管理者に限られません。