オファーと申込 · 提案から商品の稼働まで
取引主体の KYC が承認されると、商品を提供できるようになります。「オファー」画面は提案を作成し、承諾または辞退を適合性の判断として記録します。「申込」画面は、承諾されたオファーから始まる社内の処理の流れを、審査、承認または謝絶を経て稼働まで進めます。判断は 1 件ずつ改ざん不能な履歴に封印されます。
この 2 つの画面は、この業種機能の商談側にあたり、規制業種で典型的な誤り、つまり相手を知る前に売ってしまうことを防ぐために存在します。適格性は画面上の推奨ではなく、実際の錠前です。KYC が承認されていない取引主体はオファーを受け取れませんし、先に承諾されたオファーがなければ申込は生まれません。
まずは商品カタログ
提供する商品はお客様自身のカタログで、コード、名称、商品群、通貨を持ちます。「取引主体」画面の口座の複製で使われるのと同じカタログなので、ここで作った商品はそのまま両方で使えます。商品はメーカーの既定リストではありません。お客様が作成し、編集し、無効化します。
オファー: 作成、承諾、辞退
- 「金融サービス」メニューの「オファー」を開きます。
- 「取引主体」を選びます。画面はその場で、適格、不適格、要確認のいずれかを返します。
- 「不適格」と出た場合、メッセージが進め方を示します。まず「オンボーディング」でその主体の KYC を承認してください。
- 適格であれば、商品を選び、金額と通貨を入力し、オファーの有効期限を決めて、「オファーを作成」をクリックします。
- 顧客から返事があったら、「承諾」または「辞退」を使います。辞退する場合は、理由をカンマ区切りで記入します。
オファーのステータスは、下書き、提示済み、承諾、辞退、期限切れです。承諾や辞退はラベルを変えるだけの操作ではありません。どちらの操作も、誰がいつ決めたかとともに、適合性の判断を改ざん不能な履歴に封印します。数か月後に、なぜその商品をその顧客に提案したのかという問いに答えるのは、この記録です。
申込: 社内の処理の流れ
オファーが「承諾」になると「申込へ進む」ボタンが現れ、申込が始まります。これは、顧客の同意から商品の稼働までの間に行われる審査に、正式な居場所を与えるためのものです。「申込」画面には、進行中のものがすべて一覧表示されます。
- 「審査へ送る」で、申込が「提出済み」から「審査中」に進みます。
- 「承認」は与信の承認を記録し、申込を「承認済み」にします。
- 「謝絶」は「謝絶」に進め、カンマ区切りの理由を必須とします。
- 「稼働」は承認済みの申込を「稼働中」にします。これが処理の流れの終点です。
承認と謝絶は、オファーが適合性の判断を封印するのと同じように、与信の判断を改ざん不能な履歴に封印します。その注意書きは、ボタンの下に画面上でも明記されています。
全体を見る場所
「ダッシュボード」画面には、この流れに直結する 2 つの分布が表示されます。ステータス別のオファーと、ステータス別の申込です。1 件ずつ開かなくても、「提示済み」で止まっているオファーが何件あるか、「審査中」で滞っている申込が何件あるかを確認できます。
制限と権限
- この 2 つの画面は、「設定 · 業種」で金融サービスの業種機能が有効なときにだけ存在します。
- 適格性は、その取引主体の最新のオンボーディング案件を見ます。新しい案件に置き換わった古い承認は有効ではありません。
- 理由のない謝絶は受け付けられません。オファーでも申込でも同じです。
- 申込はステップを飛ばせません。承認されていないものを稼働させることはできません。
- 封印された判断は、後から編集も削除もできません。
よくある質問
- オファーの期限が切れました。再利用できますか。「期限切れ」のオファーを再開することはできません。新しいオファーを作成してください。有効期限も新しく設定されます。
- 同じ取引主体に複数のオファーを同時に出せますか。出せます。それぞれが独自のステータスで進み、一覧は取引主体で絞り込めます。
- 誤って謝絶しました。履歴は編集を受け付けないため、その記録は残ります。新しいオファーを作成して、あらためて判断してください。業務上有効なのは最新の判断です。
- 稼働後に顧客の合計残高はどこで見られますか。「取引主体」画面で該当する口座を複製してください。世帯の一員であれば、「世帯」で通貨別の合計を確認できます。