フィールドサービス · 作業指示書に技術者をスケジュールし派遣する
フィールドサービスは、作業指示書に対して技術者の訪問をスケジュールし、日ごとの配車ボードで管理します。現場に出るメンバーを技術者として設定し、日時と住所を指定して訪問を予約し、技術者を割り当ててステータスを追跡します。二重予約はシステムが防ぎ、時間の重複は目立つように表示されます。
フィールドサービスは、作業指示書と現場に向かう技術者をつなぎます。既にあるものをそのまま活用します。指示は「作業指示書」オブジェクト、技術者はテナントのユーザー、スキルと稼働可能量はリソースプランニングから取得されます。あなたが行うのは、現場に出るメンバーを設定することと、訪問を予約することだけです。
技術者を設定する
- メニューの「サービス」グループからフィールドサービスを開きます。
- 「技術者」タブを開きます。一覧にはテナントのすべてのメンバーが表示されます。
- 現場に出るメンバーの「フィールド技術者」にチェックを入れます。部門とスキルは、そのメンバーがリソースプランニングにプロファイルを持っている場合に表示されます。
訪問を予約する
- 配車ボードで日付を選び、「訪問をスケジュール」をクリックします。
- 作業指示書、技術者、訪問の開始と終了、住所を選択します。
- 作業指示書にひもづく活動を自動で作りたい場合は、「技術者向けにリマインダーを作成」にチェックを入れたままにします。
- 「予約」をクリックします。訪問はその日のボードの、担当技術者の列に入ります。
派遣して追跡する
- 配車ボードは技術者ごとに1列を表示し、その日の訪問を時刻順に並べます。
- ステータスはカード上で直接変更できます。予約済み、派遣済み、移動中、現場到着、完了、キャンセル済みです。
- 「予約」タブでは技術者と期間で絞り込み、担当技術者を変更し、一覧のままステータスを調整できます。
アクセス権はサービスモジュールに従います。予約、再割り当て、ステータス変更には書き込み権限のあるロールが必要です。閲覧のみのロールは、変更せずにボードを見ることができます。
顧客とのコミュニケーション
「コミュニケーション」タブは、顧客に先回りしてお知らせを送ります。予約リマインダー、技術者の到着予定時刻を伝える「向かっています」のメッセージ、作業後のフォローアップ、不在着信への返信メッセージです。SMS、メール、WhatsApp、アプリ内のいずれかで送信されます。
- フィールドサービスの「コミュニケーション」タブを開きます。
- 「メッセージを送信」でイベントとチャネルを選び、宛先を入力して送信します。顧客プロファイルの指定は任意です。
- 「メッセージテンプレート」では、イベントとチャネルごとに自分の文面を保存できます。独自のものを作るまでは、システムが組み込みの既定値を使います。{{customerName}}、{{eta}}、{{techName}} などの変数が使えます。
フォームとチェックリスト
「フォーム」タブでは、職種ごとにチェックリストや点検フォームを作成できます。項目にはさまざまな型(はい/いいえ、テキスト、数値、選択、写真)を使えます。ジョブで入力すると、各回答が不適合を報告でき、監督者が提出を承認または却下します。
- 「フォーム」タブを開き、テンプレートを作成します。名称、職種、種類(チェックリスト、点検、フォーム)を指定します。
- ラベルと型を指定して項目を追加します。必須のものにはチェックを入れ、不適合の印を付けるべき値(たとえば fail や false)を「回答が次の値のときに不適合とする」に設定します。
- 技術者が入力して提出すると、システムが記入漏れを確認して不適合に印を付けます。その後、監督者が承認または却下します。
技術者のルート
「ルート」タブは、ある日の技術者向けに最適化された訪問順序を組み立てます。座標を持つ物件から立ち寄り先を選ぶと、システムが移動を最小化するように順序を決め、区間ごとの距離と時間、そして合計を表示します。
- 「ルート」タブを開き、日付と技術者を選び、時間の見積りに使う平均速度を指定します。
- 訪問する物件にチェックを入れます(緯度と経度がある物件だけが表示されます)。
- 「ルートを作成」をクリックすると最適化された順序が得られます。「公開」でその日の計画を確定します。
オンラインからの予約受付
「予約」タブは予約リクエストを登録します。システムはサービスエリアと希望日の空き状況を確認し、リクエストを受け付けるか、理由(エリア外、または空きなし)を付けて拒否します。受け付けたリクエストは、確認、拒否、あるいはジョブへの変換ができます。
- 「予約」タブを開き、リクエストを入力します。顧客名、電話番号、住所、業種、サービスエリア、希望日と希望時間帯です。
- 送信します。エリアと空き状況が合えば「新規」として登録され、合わなければ理由を付けて拒否されます。
- 一覧で「新規」のものを確認または拒否します。確認済みのものは、後からジョブに変換できます。
更新提案の商談(サービスから売上へ)
「更新提案」タブは、老朽化した設備を売上に変えます。スキャンが設備アラート(使用年数、繰り返す故障、保証切れ)を読み取り、設備ごとに更新の商談を作ります。リスク信号の数に応じたスコアが付き、シンプルな営業ファネルで追跡できます。
- 「更新提案」タブを開き、「商談をスキャン」をクリックします。更新の商談として印が付いた設備が1件の商談になります。
- 商談ごとに進めます。見積を出し、その後「成約にする」か「失注にする」を選びます。追わないものは「対象外にする」を選びます。
- 再スキャンは安全です。すでに進めた商談を後退させることなく、スコアと理由を更新します。
施工ボード(屋根工事と請負工事)
「施工」タブは、屋根工事や請負工事の現場を施工ボードで管理します。各プロジェクトは段階(見積、許認可、予定確定、施工中、手直し、クローズアウト、完了)を進み、承認済みの変更指示で調整された契約金額を持ち、パンチリストで締めくくられます。
- 「施工」タブを開き、プロジェクト名と契約金額を入力してプロジェクトを作成し、それを選択します。
- ボードの段階に沿って進めます。天候で現場を止める場合は「天候待機」を有効にします。
- 変更指示(範囲や金額の変更)を追加します。承認すると契約金額が調整されます。パンチリストを作り、クローズアウトまで項目を消し込みます。
- 許可証(要申請、申請済み、承認済み、完了)と単位ごとの数量拾いを、プロジェクト内で記録します。
- 暴風被害の工事では保険金請求(保険会社、請求番号、請求金額、免責金額)を登録し、申請から支払いまで追跡します。顧客への正味額は請求金額から免責金額を引いた額です。
商用サービス契約(B2B)
「商用」タブは、B2B のサービス契約と、商用の作業を規定する条件を保管します。SLA 応答時間、作業指示ごとの上限額(NTE)、PO が必須かどうか、そして承認しきい値です。契約に照らしてジョブを評価し、許可されるか、ブロックされるか、承認が必要かを確認できます。
- 「商用」タブを開いて契約を作成します。契約名、SLA 応答時間、ジョブごとの NTE、PO 必須、承認しきい値を指定します。
- 「ジョブを評価」を使います。契約を選び、金額と PO の有無を入力します。
- 結果には、許可かブロックか(NTE 超過、または PO が必須なのに未登録)、承認が必要か(しきい値超過)、そして SLA 期限が表示されます。
- 定期点検(予防保全)を設定します。名称と間隔(月)を指定すると、システムが次回日付を管理し、期限または予定として表示します。実施したものは完了にすると日付が繰り上がります。
- 複数拠点の請求集計を使うと、1つの顧客の請求書を全拠点分まとめて確認できます。請求済み、支払済み、未払い残高の合計と、拠点別の内訳が表示されます。