事業ユニット
支社、部門、市場といった組織のユニットを、それぞれ既定の通貨と言語つきで登録し、親ユニットによる階層で整理します。CRM の中に会社の構造を表現する仕組みです。
複数の事業を持つ会社が、1 つの通貨と 1 つの言語だけで動いていることはまれです。チリに拠点を持つ持株会社はペソで請求し、輸出部門は英語で話します。事業ユニットは、その現実を CRM に保持します。ユニットは 1 行で、名称、既定の通貨、既定の言語、そして組織のツリー上の位置を持ちます。
登録の手順
- 「設定」を開き、「メンバーとアクセス」のグループへ進みます。
- 「事業ユニット」をクリックします。
- 「新しいユニット」のカードで、「ユニット名」を入力します。
- 一覧から「既定の通貨」と「既定の言語」を選びます。
- 「親ユニット(階層)」で、このユニットの上位を選びます。最上位であれば「なし(ルート)」のままにします。
- 「有効」にチェックを入れたまま、「保存」をクリックします。
マルチカンパニーが有効な場合、フォームには「会社」も表示されます。この事業単位を適用範囲とするガバナンスポリシーがレコードに届くのは、この紐づけがあるからです。レコードが持つのは会社であり、ユニットではありません。空のままでも、その単位は通貨・言語・階層のために機能し続けますが、そのガバナンスポリシーはどのレコードにも届きません。
下の一覧には登録済みのユニットが階層に応じて字下げされて表示され、下位ユニットには矢印が付きます。各行には通貨と言語が簡潔に示され、「編集」「削除」のボタンがあります。無効にしたユニットは名称に取り消し線が付いて表示されるので、履歴を消さずに支社を運用から外せます。
落とし穴のない階層
システムは、循環を生む構成、つまりユニットが自分自身や自分の下位ユニットの下に入る構成を拒否します。その場合、階層に循環ができてしまう旨の案内が表示され、何も保存されません。親ユニットの選択肢にも、編集中のユニット自身は出てきません。
ユニットを削除する
削除には確認があり、その 1 行だけが削除されます。下位ユニットは削除されません。有効な親を失い、最上位の階層に表示されるようになるので、適切な位置に付け直せます。単にそのユニットを使わなくするだけであれば、削除ではなく「有効」のチェックを外すほうを選んでください。
操作できる人
ユニットの保存と削除には、設定を管理する権限が必要です。一覧の参照は、組織の「設定」にアクセスできる人に開かれています。
よくある質問
- 新しいユニットを保存したら、既存のものが更新されました。名称は組織内で一意です。すでにある名称で保存すると、重複を作らずにその名称のユニットが更新されます。
- 言語の一覧がシステムのものより少ないです。ユニットの既定の言語では、英語、スペイン語、ブラジルポルトガル語を選べます。各人の画面の言語は、これまでどおり本人のプロフィールで、システムの 10 言語から選びます。
- ユニットの通貨は自分の案件の金額を変えますか。変えません。これはユニットの既定であり、商談ごとの金額はそれぞれの通貨を保持したままで、合計は有効な為替レートで換算されます。
- CRM を使うのにユニットの登録は必要ですか。必要ありません。複数の事業を持つ組織のための機能で、この画面が空でも何の支障もありません。