顧客オンボーディング · 契約から稼働まで
オンボーディングは、新しい顧客の立ち上がりをステータス、スケジュール、担当者、進捗とともに追うオブジェクトです。レコードの中には、項目、担当者、期限を持つ構造化されたチェックリストがあり、完了した項目から進捗が自動で計算されます。テンプレートを使えば、チェックリスト全体をワンクリックで生成できます。
うまくいかないオンボーディングは、最も静かな解約の原因です。顧客は購入したものの、まともに使えるようにならず、更新しません。オンボーディングのオブジェクトは、顧客ごとの導入に責任者、期限、目に見える手順を持たせるために存在します。チームの表計算の中に置いたままにしないためです。
レコードの項目
- オンボーディング: 必須です。この作業の名称です。例: Acme のオンボーディング。
- 顧客: 導入中の企業です。
- ステータス: 未着手、進行中、要注意、完了のいずれかです。
- 開始日と完了目標日: 合意したスケジュールです。
- 進捗: 完了した割合です。
- 担当者(CSM): 導入を進める人です。
- 備考: メモ、マイルストーン、未決事項です。
メニューの「オンボーディング」は、既定でステータス別のボード表示で開きます。これにより担当ポートフォリオの全体像が見えます。何社が進行中で、何社が要注意で、何社が完了したかです。
レコード内のチェックリスト
オンボーディングのレコードを開くと、フォームの下に「オンボーディングのチェックリスト」のブロックがあります。これにより、手入力の数字だった「進捗」の項目が、実際の作業から導かれる数字になります。
- 「オンボーディングのチェックリスト」のブロックで、「新しい手順」の欄に手順を入力します。
- 必要であれば、その項目の担当者と期限を指定します。
- 「追加」をクリックします。導入の手順ごとに繰り返します。
- 作業の進行に合わせて、完了した項目にチェックを入れていきます。
- 進捗バーとカウンターに完了した割合が表示され、レコードの「進捗」の項目が自動で更新されます。
組織にオンボーディングのテンプレートが登録されている場合、ブロックの上部に「テンプレートを適用」の選択欄が表示されます。テンプレートを選んで「適用」をクリックすると、項目が一度に作成され、日数で期限が定義されているものには開始日から計算された日付が入ります。
Example: 受注の後、ラファエルさんが「Acme のオンボーディング」のレコードを開き、担当者(CSM)に自分を設定し、開始日を 3 月 12 日、完了目標日を 4 月 11 日にします。「標準導入」のテンプレートを適用すると、8 つの項目が生成されます。キックオフ会議、データの収集、既存データの取り込み、パイプラインの設定、チームへの研修、最初のレポート、30 日レビュー、検収の署名です。2 項目を完了すると進捗が自動で 25% になり、ボードでは「進行中」の列にこの会社が表示されます。
制限と権限
- チェックリストの項目が 1 つもない間は、「進捗」の項目は入力した値のままです。項目が 1 つでもできると、数字は計算されるようになり、手入力は効かなくなります。
- 「担当者(CSM)」の項目と、チェックリストの各項目の担当者はテキストです。名前を入力する形式で、ユーザーの登録にひもづかず、通知も送りません。
- チェックリストの項目の期限は、単独ではリマインダーを発生させません。通知を受けたい場合は、レコードにひもづく活動もあわせて作成してください。
- オンボーディングのテンプレートと項目の作成や編集には書き込み権限が必要です。参照だけの人はチェックリストを見られますが、変更はできません。
- オンボーディングの進捗は、活動の新しさや有効な契約の有無とあわせて、アカウントの定着スコアの計算に入ります。
よくある質問
- 「テンプレートを適用」の選択欄が見えないのはなぜですか。組織にテンプレートがまだ登録されていないか、有効なものが 1 つもないからです。
- 誤って項目を削除しました。進捗は残った項目からその場で再計算されます。項目を作り直せば十分です。
- 「完了」にするとオンボーディングは消えますか。消えません。ボードの列が変わり、営業からの自動引き継ぎにおいて未完了のオンボーディングとして数えられなくなります。
- 同じアカウントに 2 件のオンボーディングを持てますか。手動で作成すれば持てます。受注からの自動作成のほうが、未完了のものがある間は重複を作らないようになっています。
- すべてのオンボーディングをまとめて確認するにはどうしますか。オブジェクトのボード表示と、「カスタマーサクセス」画面のオンボーディング中のアカウントの指標で確認できます。
💡 チェックリストの項目は、動詞と成果物で書いてください。たとえば「連絡先データを取り込み、100 行を検証する」のように書きます。「すり合わせ」のような曖昧な項目は、正直に完了と印を付けられません。